ワインに合うおつまみを販売するために準備を進めておりますが、本来予定していた6月下旬のオープンが出来ず、現在足止め状態です。
開店を楽しみにしているのにまだなのか?、というお声まではさすがに聞こえて来ませんが、何故遅れているのかのご説明だけはさせていただきます。
HPも完成し、ネットショップからの購入も可能となり、商品の準備も整ったので、いつでも販売をすることは可能なのですが、6月中旬に、製品に貼る表示に関して専門家の方に相談をした際、販売する前に委縮してしまいそうな怖い指摘をされました。
商品が売れたとして、その商品が傷んでいた、容器が破損していた等、トラブルが発生した場合の対処法やどちらが責任を持つのかなど、事前に決めて書面に記してあるのか?何か起こった場合に、自分は言った、言わない、聞いてない、という事が多々発生する。事故が万が一大きくなった場合、製品の回収などになった場合は、倒産、あるいは多額の借金を背負わなくてはいけないという事もある。というようなご指摘でした。
ここまで深く掘り下げて考えていなかったことに自分の浅さを知り、まずいものに手を出してしまったのかという焦りも感じてしまいました。サラリーマンの副業がさらに収入を減らしかねない事態になるかも知れないのかと。
商品が沢山売れていくように取り組んでいこうとしている中で、沢山の発注をした際に、きちんとした衛生管理を維持できるのか、商品に細心の注意を払ってもらえるのか、そこまで考えていくとどんどん不安は募っていきます。
正直焦りました。
ここからどう体制を整えていくのか?
製造業界にいらっしゃる方なら、これくらいの衛生管理を維持することは当然の事なのかも知れません。
しかし、飲食店を営まれている方が、これからネットで商品を販売する場合には必要になる知識なのかも知れないので、安心して販売ができるようにするための策を記しておきたいと思います。
商品を委託加工業者に製造してもらう場合の注意点
① HACCPに関する知識をきちんと学んでいるのか?
② HACCPの製造工程通りに製造されているのか?
③ 製造過程の段階でのチェックは日々、チェック表に記入されているのか?
④ 食品表示や成分表示、賞味期限などの正しい知識はあるのか?
⑤ 検食は毎日保存されているか?
これらの事を契約書に明記し、お互いにルールを順守するという事が大事だと思います。
お客様に安心な商品を確実に提供していくためにも、お互いがより繁栄していくためにも大事な取り決めだと考えます。これらの事項を盛り込んだ契約書を来週、行政書士の先生に確認して頂き、この契約書を交わした後、正式なオープンを迎えることができます。このっような事を学べたことも、またひとつの経験を重ねられたことだと有り難く感じますし、今後に生かしていけたらと考えております。
開店はずるずると伸びておりますが、より安全な商品を提供するための大切な準備として、焦らず進めていこうと思います。
ヴィンナチュラル 代表