ワインに合うおつまみを販売しているヴィンナチュラルです。
前回、オイルサーディンに合うワインについて投稿しましたが、そのオイルサーディンのセットに一緒に入れる予定のバカリャウについてお話ししたいと思います。
バカリャウを調べてみると
まず、ポルトガル人のソウルフード、とあります。
バカリャウとは、鱈の塩漬けの干物、またはそれを用いた料理を指す。
獲れたばかりの鱈を塩漬けし、数か月間の天日干しでカチカチに仕上げる保存食で、ポルトガルやスペイン、及びこれらの国の植民地であった中南米で普及している食材という事です。
日本ではあまり馴染みがないようですが、干し鱈と聞くと日本酒のあてを彷彿させます。
このバカリャウをさらに炭火焼きし、オリーブオイル漬けした物が、今回セットの中に入る商品です。
この料理に合わせるワインとは?
普通に考えれば、ポルトガルの白ですよね。
ソムリエ教本を引っ張り出し、ポルトガルのページを開き、バカリャウはどの辺りの地方の郷土料理かを探してみるものの、バカリャウの文字が出て来ません。
ポルトガル人のソウルフードなのに?
ソムリエ試験の際に使った他のワインブックにも、バカリャウの文字はみつかりませんでした。
ネットで、バカリャウに合うワインと探してみましたが、バカリャウのコロッケやかき揚げなどの料理は掲載されていても、炭火焼のオリーブオイル漬けはありませんでした。
ポルトガルで有名なワインは、ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)です。ヴェルデには若々しさという意味もあり、若いうちに飲むべき爽やかなタイプのワインが多いという印象なので、この濃厚かつ炭火の香りのあるバカリャウには負けてしまいそうです。
前回のオイルサーディンのペアリングの際に用意した、スペインのアルバリーニョと合わせてみました。
いける!
そう思い込もうとしているようにも感じましたが、何度飲んでも、ワインが負けていない。
という事で、このバカリャウに合うワインとして
スペインのリアス・バイシャス地方の白 ボデガス・レクトラル・ド・ウミアのアルバリーニョ100% に決めました。
これで、ポルト・デ・ポルトさんのオイルサーディンにはスペインのオーガニックワイン、ラス・エルマーナス(赤)、バカリャウにはリアスバイシャスのボデガス・レクトラル・ド・ウミア(白)に決まりました。
このワインと料理のセットで、価格をどうするかを今から頭を悩ませながら決定します。
おいくらなら買って頂けるのでしょうか?
ご意見いただければ幸いです。
ヴィンナチュラル 代表